7094 Ron Haslam_3
Ron Haslam
moto elf 4 1987
1997年頃、縁あってゲーム開発の仕事をする機会があったときに、初めて「エルフ」が妖精とか、あと、ファンタジーの定番種族であるというようなことを知った。非常に、恥ずかしながら、だが。何しろ、多少絵が描けるということで、ゲーム制作に呼んでもらえたのだが、それまで、フェミコンとか何とか、家庭用ゲーム機とは縁がなく、ドラクエとかファイナルファンタジーとか、名前は知っていたけれど、コントローラーを握ったこともなかったのだ。
エルフと言えば、少年の頃「タイレル(ティレル)」にでかでかと書かれた文字だったり、あとは、変な前後サスペンションのレーシングバイクとか、トラックのブランドにもあったな、そういえば。
今は、アナログでやってたやり方をphotoshopで描いた、まぁ、上のような絵だが、90年代後半まで、透明、不透明水彩で、恐ろしく時間をかけてアナログでやっていた。知り合いの広告屋がそれを知っていて、絵を描ける奴を探していたゲーム制作会社を紹介された、と。ゲームなんて全然したことがなかったんだけどな。
ゲームに限らず、あらゆる分野で、小資本のインディーズが夢を見られた最後の時代ではなかったかと思うが、夢が夢で終わってしまった。そんな感じ。勿論、今でも飛びぬけて優秀なマネージメントさえあれば、小さい所でも上に登っていけるけれど、とにかく高次元のマネージメントが求められる。ふわっとしたもので、思い付きだけでなんとかなる、という意味で、ひょっとしたら、この時すでにそうじゃなくなっていたのかもしれない。