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2015年10月4日日曜日

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2015年9月27日日曜日

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川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 9

 いずれにしろ、だ。模範的な手本ではなかったにしろ、ほんの少し年上の彼女は、オレの同世代、男性女性問わず、参照、参考にする程度には、一つの見本であったわけだ。
 そんな存在がふっと消えてしまった。

 悲しくはないけれど、何かがずしんと臓腑の底に積み重なるような感覚。

 そういうものをいつまでも意識している体力すら、すでに無い。やがて週もあけ、日常に追われるうちに、彼女のことも記憶の隅に追いやられ、やがては消えてしまうものかもしれない。
 いや、彼女とすごしたことなんて、勿論これっぽっちもないけれど、彼女のグラビアを見てうっとりしていたころ、オレはどうだったか、なんていう、そのあたりなど、そう簡単に消え去るものでもないか。

 でも、そんなオレもいつかはこの世からいなくなるわけで。ここまで、文字を打ち、天井を見上げ、一度深呼吸をした。まぁ、そうそう簡単に言葉にできることじゃないのだ、この感覚は。

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川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 8

 身近な人間ではない、有名人の死に際して、それを一番感じたのは松田優作氏の死であった。あるいはオレより10歳若い加藤大二郎氏がレース中の事故から回復せず1ヶ月後息を引き取った報をきいたとき、意識した。
 で、お前はどう生きるのか? と問いかけられているような気がしたものだ。

 オレも老いたのだろう。または性別が違う所為もあるのかもしれない。今回その感覚はなかった。そう思ってみると、忌野清志郎氏のときもなかったような気がする。とすれば、これは老いなのかもしれない。

 我々と同世代の女性はどうか? さっといく。特に川島氏の若いころの有りようというのは、彼女たちの支持を得るようなものではなかったように思う。男の子に媚びるような、それでいて選り好みするような、そういう感じ。そういうのはいけないことであると、根底には社会通念として有ったように思う。今はそんなタブーも緩く、寧ろそんな女に誑かされる男がアホウなのだ、ということになっているが、それにしても、同性代の女性にとっては敵であるには間違いないのだろう。
 そうだとしても、しかし、あんな感じで生きていけるならそれはそれで悪くないのではないか、と。そのようにも思っているのかもしれない。彼女たちにもそれぞれに人生はある。人は人なのだ。
 だとしても、若い時は男性にちやほやされ、中年以降、ワインがなんたらと、なにやら優雅にやっていた様というのは、やはり、そうなれればなってみたいと思わない瞬間もないではない、そういう存在の死である。
 彼女のようにとは言わないまでも、部分部分、あこがれていたことがなかったわけではない。その挙句のこのような形の死というのはどのようなものか。川島氏に限らず若い時からあこがれていたこと、それが実現したかしなかったか、まぁ、自分より近い所でどうやら必死に食らいつこうとしていたらしい川島氏の死である。生きているの今の自分の思いはどうなってしまうのだろう。彼女たちも茫然としてしまうのかもしれない。

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川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 7

 本人もそう思っていただろうし、熱心なファンじゃなくても彼女ほど可愛ければ、もうちょっと違った有りようがあったのではないかと思わないでもない。
 仕事の一つ一つや結婚生活に不満があったとは思いたくはないし、もしいまだ存命で本音を聞き出せたとしても、そのように言わないだろうそんな事を思ってはいなかっただろうけれど、どこかでボタンをかけ違ってそのまま今まで来てしまったような感覚がずっとあったのではないか、そういう痛々しさを感じる。

 これらは、実は川島なお美氏には全く関係がなく、モニターのこちら側の勝手な妄想の類なのだが、何はともあれ、そういう感じで彼女の訃報に接したこちら側の話である。

 悲しい、寂しい、肉親、親しい知人が死んだときの感覚とは、微妙だが明らかに違う感覚ではあるのだが、立ち止まり考え込んでしまうのだ。

 同世代の男性ならば、たとえ熱烈なファンじゃなかったとしても、それなりに若い時お世話になったことがあったはずだ。若い男子は節操がないから。有体にいえばオカズにしたことがあったはずだ。
 彼女は聖女ではなかった。少なくともオレのイメージでは。真摯というのとは違うのだろうけれど、しかし、それでも自分を奮い立たせようという一所懸命さとか、しかし時にはそれが身に入らない散漫さとかチグハグさとか、を感じており、つまりは、ところどころ途切れ途切れになっている彼女に関することを思い起こすことが、その同じ時代、他ならぬ自分自身のたどった道を思い起こす行為になっているのかもしれない。そのようにも思う。
 彼女が衰えていたのだとしたら、モニターのこちら側の自分も同様に衰えているのである。

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川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 6

 この期に及び、ネットに転がっている彼女の写真を年代順に並べてみる。

 前期女子大生ブームのアイコン的存在であると同時に、グラビアアイドルの前駆であったわけだ彼女は。そのころの、今となっては幼さも見える健康的な時代。
 今でいうアラサーあたり、彼女が演じた役そのままに、自分がイケてると勘違いしがちなおっさんたちが不倫相手に妄想しそうなエロティックな雰囲気を漂わせていた、しかし、何となくではあるが心ここにあらずという感じがあった時代。
 「ワインがなんたらかんたら」とのたまっていた、本人はそれでも一所懸命だったに違いない、大変失礼な言い方だが、テレビモニターのこちら側では、しかし、どことなくきれいかもしれないけれど残念臭を感じ取っていた時代、と。

 若い時の物は、ここでは置く。特に言うこともない。そのまま。

 彼女の30代前半のころの写真。写真集の物にしろ、映画、ドラマのキャプチャー写真にしろ、心ここにあらず、どこか茫然としたもので、決して快楽に蕩けているような表情ではないような気が、今にしてみると思えてくる。


 そして近年の。それを同じく年をとっている者が、加齢などという言葉で言い表してはいけない気がするが、化粧は、表面的な衰えのみならず、内面の何かをも糊塗して見せないようにしているが、それがうまくいっていないのではかったか、そのような印象がある。どこかしら空虚な表情なのだ。見せていたその笑顔ですら。

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川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 5

 エロティックを一度でも売りにするのはリスクが高いと認識されているのだろう、かの世界では。それは想像に難くない。実際に最初のヌード写真集以降、ドラマ、映画など、そういう役回りが回ってくるようになって、それ以外の物の印象がひどく薄い。
 大人だから、大人だったら、それらが不本意なものであると知られてはならぬ。そうでないものに、自らしていかなくてはならぬ。そういう苦労、葛藤はきっとあったのだろうが、それを察することができるほど、オレは彼女の仕事に触れていない。したがって、ひょっとしたら、こういう文章を書くこと自体不適格なのかもしれないし、読む方には不快なこともあるかもしれないが、どうかこれもご容赦のほどを。あくまで、彼女自身がどうであったかではなく、テレビやスクリーンのこちら側としてどう感じていたかの話で、それが、彼女の死に際してどうなっているかという話であるから。

 そのあとの彼女といえば、「私の血はワインでなんたらかんたら」のあたり、あ~、やっちまった、というか、なんともすっとこどっこいな、残念な女の人になっちまった、という感じがしたが、それ以上のことは思わず。

 テレビで露出が少なくなった芸能人、特に俳優、女優がどうしているかなんて知ったのは、この数年のことで、まぁ、彼ら、彼女たちは舞台をこなしているらしいのだが、まぁ、そういうことにはそれほど興味もなく、そもそも、芸能人にそれほど入れあげることもないので、そうか、テレビで観なくても仕事はあるのだな、よかったよかった、程度の認識であるのだが。

 亡くなる直前の記者会見。その少し前の今井雅之氏がそうであったように、おそらく多くの人が彼女ももう長くないのだろうと理解したのだと思う。彼女の会見の後、亡くなる前にある雑誌は往年の彼女のグラビア特集をしていたようだ。口には出さなくても、彼女はもう、と。