2024年12月28日土曜日
8673 NS500 prototype
2024年12月24日火曜日
8657 片山敬済 _59
2024年12月23日月曜日
2024年12月8日日曜日
8589 片山敬済 _58
2024年12月7日土曜日
8587 片山敬済 _57
2024年12月1日日曜日
2024年9月24日火曜日
2024年9月22日日曜日
2024年8月15日木曜日
8446 Jeremy McWilliams & NT0086,0087 ジェレミー・マクウィリアムスとブラフシュペリアの組み合わせから、ト―マス・エドワード・ロレンスを連想し、現在の中東情勢まで思いをはせてみる
2024年8月13日火曜日
2024年8月12日月曜日
2024年8月6日火曜日
2024年7月22日月曜日
2024年7月16日火曜日
8353 NR500 _13
2024年7月15日月曜日
8345 XR14 _6
2024年7月7日日曜日
8314 Kreidler Van Veen Racer 50 cc 1973
T0073 クライドラーと言えば
オレがGPのファンになった頃の最軽量クラスは125㏄で、すでに、80㏄クラスは無くなっていたが、80㏄クラスはその更に前は50㏄だったらしい。そのクラス、ヨーロッパの有象無象の小排気量メーカーがしのぎを削っていたらしいが、その中の一つにクライドラーというドイツメーカーがあったとのこと。
しかし、ある年齢層のニッポンの男の子(昔の)にとっては、それよりも、「浮谷東次郎が少年時代に駆ったモペットのメーカー」という認知なのではないかと思う。
「がむしゃら1500キロ」を読んだのは、高校生の時ではなかったかと思う。考えてみれば、高校生が、それよりも昔、生まれる十年くらい前の中学生が書いた旅行記を読むというのは、今になるとちょっと複雑だ。
東名高速道路ができる以前、国道1号線と言えど無舗装区間もあったであろう時代。高度経済成長期前期の話で、いくらドイツ製と言えど、その当時、途中での故障などのトラブルも心配だったろう。まだまだ、街角の暗がりがおどろおどろしかった時代、というか、カオスがそこら中にうずくまっていた時代というか、そんな時代の中学生の少年の冒険譚であるが、まぁ、それでも、案外と平和なもので、専ら少年の少年らしい内面が綴られていたように記憶している。
なんでそんなもんで? というところでの距離を走る無茶、というのは主に自転車であれば、今の時代であれば割と安全にできる。大学の友人の御子息はつい先日留学先の台湾を海岸線沿いに一周したそうだが、ツイッターとかで、思い立って関西だったか九州だったかの青年が、ママチャリにサンダル履きで晴海だったか幕張だったかのコミケに参加したその道中記が話題になったこともあった。
多くの場合、思ってもやらないものだが、それこそ高度経済成長期から比べたら遥かにハードルは低そうだ。
浮谷少年は、本人が文中で書いている通り、恵まれた金持ちのボンボンであって、割と容易に条件は整えることができたのだが、しかし、’80年代当時に読んだ、’50年代の少年の旅行記、妙に惹かれるものはあった。
その年代なりに、何か突き抜けるものを感じたからだろう、と思っている。