2025年4月18日金曜日

8782 Wayne Gardner _25

8782 Wayne Gardner _25

Wayne Gardner
NSR500  1987

1987年のワイン・ガードナー

 モリワキに乗ってヨーロッパでも走っていた、日本と縁があった、律儀なオーストラリア人というのが当時の印象。特に、チーム、というか、HRCの中では優先順位の上にはフレディ・スペンサーがいたけれど、貪欲に、呼ばれれば8耐だって何度でも出走し、勝って見せた。当時、ホンダにとっては彼こそが頼りになるライダーだったことだろう。
 すぽんとフレディ・スペンサーがいなくなった頃には、HRCとの信頼関係も深く、しかし、マシンは残念ながらフレディスペシャルという出来で、それでも若く貪欲な彼は、87年のチャンピオンになった。
 HRC所属になった85年から、87年にかけて、彼の運気も最高潮だったのだろう。この間は多くの事でうまくいったように見える。

 ライディングテクニックも当然あるのだろうが、マシンなど必ずしも彼に最適化されて設えたものではなかったにもかかわらず、であるからこそ余計燃えた部分もあるのかもしれない。ワークスマシンから2段落ちのRS500での初出走以来、それを克服するようなアグレッシブな走りというのが、結果彼を支え続けたわけだが、

 果たして、そこをピークに、この後、やや運にも見放された部分もあったのではないか? ケガを負い後輩に抜かれ、引退。

 まぁね、アンラッキーな部分はあったのかもしれないが、一般のモブからすれば充分、幸せな人生である事だろう。

 さて、彼の現役時代など、日本車しか勝てんという頃であり、必然日本に近づこうとする。親日家と思われたが、2016年、息子絡みの暴行事件で江戸所払いと相成っている。 (´・ω・`) ショボーン。まぁ、何より彼も人の親であったという事だ。


 

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