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2024年7月6日土曜日

8306 T120 Bonneville 1970

 

8306 T120 Bonneville  1970

T0072「ゆるきゃん△」「ときには星の下で眠る(片岡義男)」トライアンフボンネビル
 
 Netflixでは「ゆるきゃん△」の第3期を視聴することができない。ネトフリやめて他のに乗り換えるかな、サブスクいくつも契約するの馬鹿げてるし、と思っているのだが、しかし、他で「攻殻」を一通り見ることができるのだろうか? と思わないでもなく。

 「ゆるきゃん△」なぁ。「けいおん」の時もそう思ったが、アニメの中の世界ではあるけれど、男の子、どうしたよ? と結構強く思う。引きこもるだけか? まぁ、オレもどっちかと言えばそういうタイプではあるので、強くは言えないが、今時の男の子、そういう行動力もないのだろうか? とつい感じてしまう。まぁ、制作するにあたりフツーの男子高校生よりはフツーの女子高校生の方が遥かにアニメとして映えるのだが。

 さて、冬のキャンプである。それも甲州から南信あたりの。BGMとかなんとか。雰囲気が妙に懐かしく、正体は何かと思ったら、高校の時読んだ片岡義男氏の「ときには星の下で眠る」の空気感に似ているのだと思い立った。あくまで想像の中だけの話だけど、凛とした冬の空気、しかも当地の雪塗れのものではない、と。
 高校生の時とか、うすぼんやり憧れを持っていた。西東京、国立小平、福生のあたりとか。それと冬枯れの信州の草っ原とか。どっちも、片岡義男氏の短編とか吉田秋生氏の漫画とかからなんだが。特に、冬枯れの信州な。雪があっちゃどうしようもない。
 信州ではなかったかもしれないが、当時のCMに何の宣伝かは分からぬが、納屋で故高倉健氏がBMWのR60あたりのフラットツインとたわむれていたり、インスタントコーヒーのCMで「野の人」というコピーだったと思うが、これはトライアンフじゃなくてマチレスだったけど、まぁ、「冬枯れの野原」を走ってきて、で、コーヒー飲むってやつですわ。バカな田舎の高校生の坊やはそういうのにあこがれを持ったわけですわ。

 「ゆるキャン△」の作中、志摩凛ちゃんのおじいちゃんが今時のトライアンフ・スクラストン、映画版では凛ちゃん自身が乗ってたけど、オレが高校生当時に読んでたバイク雑誌に遭った広告。
 やはり、晩秋から初冬にかけての野原だよ。信州じゃないかもしれないけど。ススキとかあって、で、そこに60年代後半から70年代前半のモデルのトライアンフボンネビル、と、それのアクセルレバーに軽く手をかけるおじさんおにいさん。黒のコーデュロイジーンズに団がリーシャツ、ヘリンボーンのツイードのジャケットはおって。カッコよかったんだわ。

 ああいうかっこいい大人になりたいと思ってましたが。

 ええ、結 局 な れ ま せ ん で し た よ