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2024年6月23日日曜日

8288 Eclipse II _12

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NT0071 「クール・ジャパン」とは則ち「お寒いニッポン」

 国主導の「クール・ジャパン」っていう奴が、どうやら「お寒いニッポン」にしかならなかったっぽい、なんていう話があるが、どういもね、役人頭で考える売りこみたい日本文化と乖離したところで、予測もつかない形で人気が出たりしちゃったりすものがあって、Yamanba-Styleなんて、その昔のロンドンのモッズやロッカーズの流れのようにとらえられている部分があったり、Bousou-Zoku-Styleを思いがけないところで見かけたり、な。アニメだって早々にそこから伝統文化に誘導したかったみたいだが、最近になって漸く、というところなんだが、それにしたって、戦国時代の妙に血なまぐさいものが人気があったりして。

 Mangaのおかげ、「頭文字D」のおかげ、もあってか、Hashiriya、Touge、なんていうのも一部に人気があったりするんだが、今の海外でのJDM人気、考えてみたらオレが若い頃、ちょっと上のおっさん、おにいさん達が、’60年代あたりの欧米のスポーツカーをもてはやしていたようなものかもしれない、と思っている。で、その時ですらすでに没落していたが、その前の往年の英国製ライトウェイトスポーツに対しての80年代当時イギリスという国の状態と、かつての黄金期のJDMに対しての今現在の日本の状態が相関していないか? と、それほど根拠がなさそうなことを思い立ったりもしている。
 それが本当なら、かつての黄金期を知るオレら位の世代は幸せだが、逆に言えば、もうリアルタイムの日本製のその方面のクルマが浮かび上がる可能性が低いということになるけれど、その可能性が結構あって辛い。

 それでも、80年代から90年代前半にかけての方向性を持った今のクルマ、日本メーカーは作っていないこともないらしいが、肝心の本国日本では売らないことにしているらしい。

 見向きもされない、ということはない、が、「クールジャパン」が「お寒いニッポン」になってしまった的な何かがあるのかもしれないし、とにもかくにも、日本メーカーが母国での商売を重視していないというのは、日本では物が売れないから、という、至極シンプルな理由があるのだろう。でも、それだけなんだろうか?

 「The Fast &Furious」シリーズの初期作品では特にJDMが主役級だったが、基本ハリウッド映画。「頭文字D」の実写版なんて、舞台は一応群馬県あたりのはずなのに、キャストが全て中国人、飛び交う言葉も中国語なんていうトンデモで、なんというかな、寂しい、とでも言っておこうか。愚痴やらなにやら、止めども無くなってしまいそうだ。

 まぁ、分からない人間には全て暴走族の一括り、それも仕方ない。誰の意図かはわからぬが、そういうものをこの国からそぎ落とそうという傾向は、大昔からあったけれど、21世紀になってから顕著になった。そういうものが好きだった者としてはそのこと自体、者を申したくもなるのだが、一歩引いたとしても、結構弊害が見えたりはしている。だからといって、この流れが元に戻る事も考えられない。弊害は大きくなっていくだろうが、手を打たれることはないだろう。

 どうも、まとまらないし、分かりにくい文章になってしまう。整理して次回以降。