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2026年4月7日火曜日

9089 AI生成のエマ・ワトソンは段々エマ・ワトソンじゃなくなってきてる

 

9089 AI生成のエマ・ワトソンは段々エマ・ワトソンじゃなくなってきてる

エマ・ワトソン生成の周辺 2


 一時期爆発的に増えた有名人の生成画像、いろいろ権利問題とかあって、さっと姿を消したが、未だにエマ・ワトソン氏の画像は多く見かける。ガル・ガドット氏の者も多かったのだが、最近は視なくなった。エマ・ワトソン氏、その辺おおらかなんだろうか?

 結論から言うと、「本人がおおらかだから多い」というよりは、技術的・文化的な条件がたまたま全部そろっているのが大きいのだそうだ。
 エマ・ワトソン氏の顔というのは、 “基準顔”に近いポジションなのだという。顔の左右対称性が高く、パーツ配置が平均に近い。おまけに、幼少期から大人まで大量の画像が存在する。それで、AIの中で「美人顔のテンプレ」にかなり近い位置にいるらしい。結果として、名前を出さなくても似てしまうんです。
 『ハリー・ポッター』の影響が大きくて、子役時代から現在までの膨大な画像あり、世界中で共有された素材や年齢ごとの顔変化データまで揃ってる。これらが揃ってる人は、かなり限られているのだろう。 学習データ量が段違いということだ。彼女はユニセフの活動やアカデミックな場での露出も多く、過度な加工や特殊なライティングではない「素に近い、フラットで高品質な写真」がネット上に膨大にある。これがAIにとって、顔の構造を学習する上で極めて良質な「教科書」になってしまった可能性はある。

 知名度もちょうどいい。超トップ(例:テイラー・スウィフト級)だと、規制が厳しくなりがちだし、マイナーでは、そもそも生成されない。超トップと言うわけではない、でも結構メジャーな氏だと、「誰でも知ってるけど規制の圧がまだ分散してる」という絶妙なポジションにいる。

 ハーマイオニーというキャラクターと結びついていることも大きいし、その後は大人の女優(洗練)という“属性セット”が強い。従ってプロンプトで「知的な英国女性」みたいに書くと自然に寄っていく。
 ほかに「標準顔」というとアン・ハサウェイ氏の者があるらしいが、オレは目にした記憶はない。アン・ハサウェイ氏の場合は、「標準顔」であったとしても、エマ・ワトソン氏ほど幼少時からの顔写真がそろっていない、と言うこともあるのかもしれぬ。


 まぁ、やたら目にする、というのは、一度「似やすい」と分かると、みんなが試すし、そうすると画像が増える。さらに似せやすくなる、というループが起きる。結果として「やたら多く見える」わけだ。 ネット文化のミーム化というわけだ。
 特に2022〜2023年の「画像生成AIバブル初期」は、Stable Diffusionが完全無規制、LoRAで有名人そっくりモデルが量産、海外コミュニティで“名前回避プロンプト”が流行、SNSで拡散されまくる、という時期だった。この頃に作られた画像が、今もPinterest・Reddit・X・Tumblrなどで延々と再投稿され続けているわけで、今も大量にあるように見えるということだ。実際には、今の大手モデルはほぼ全滅レベルで有名人生成をブロックしている。



 おおらかなのか?と書いたが、 本人のスタンスはあまり関係ないとのことだ。本人が寛容かどうか、事務所が厳しいかは直接的にはほぼ関係ないです。今はプラットフォーム側(MetaやOpenAIなど)の規制が主導している。

 逆に、「AIが全然似せられない有名人」もいて、そっちはかなりクセの強い顔だったりする。あの人とかあの人とか。


 名前を出さずにプロンプトで本人を描かせるということだが、オレは、有名人じゃなくて、ゴジラをゴジラの名前出さずに生成するときのプロンプトについて、いろいろやったことがある。特にハリウッドゴジラを作る時は、熊の体形にワニの顔、全身ワニのうろこ、と言うのが基本になった。
 固有名詞を封じられたときのやり方は、「特徴の分解 → 再構成」となる。