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2024年8月14日水曜日

NT0084,0085 気が付けば動物天国?

 NT0084,0085 気が付けば動物天国?

これから文明は加速度的に衰えていく! んじゃないかなぁ、と、思っている 2


前回はこちら

https://selgeykattvinsky.blogspot.com/2024/08/nt0076.html


 8月に入ってからだったか、同じ日、姫路の大学の先輩と、オレと同じ高岡市内に住む中学の同級生が、それぞれ隣地にアライグマ、猪が現れ、(家庭?)菜園の野菜を食い荒らす被害が出ている、という投稿をFacebookに行った。野生動物さんたち、人間をナメて何かやりたい放題、って感じです。単純に言い切ることは禁物ではあるが、どんどん人間の生活圏というか勢力圏が狭くなっている事を端的に表しているように思った。

 これは、鳥獣保護法とか動物愛護法とかそのあたりの縛りで、人間がやすやす危害を加えることが出来なくなった。罠を仕掛けることさえ鳥獣保護法では規制されていて、禁止の罠があるなど罠も効き目があるのかどうか怪しいものしか使えなかったり、免許が必要だったりするらしい。


 猪やら鹿やら、平気で市街地、京都、東京の大都市圏であっても出没するらしいが、何より熊だ。こちら有害鳥獣指定になっていても、狩る方に危険があるにもかかわらず、法律の縛りが多く、持ち出しが多くて報酬がほとんどない、ということで、自治体によっては猟友会がもう熊の駆除は引き受けないなどと言いだしたところもあるくらいだ。

 その辺の事情、ラノベではあるが「北海道に魔物が出たので地元ハンターが出動してみた」https://ncode.syosetu.com/n1111fb/ を読めば大体そのような事情らしい。猟友会が猟協会に変更させられたそうだが、異世界の怪物と対峙することにはなっても、こちらの事情はほぼ現実の通りとのこと。


 鳥獣保護法、動物愛護法の是非は個々では論じない。しかし、これは高度経済成長期からその傾向はあったが、過疎から限界集落、遂に廃村となる山村も、かつては人がいて、山林の管理もちゃんと出来ていたころは、こうも野生動物が下に降りてくることはなかった。なんてことはない。人が放棄したからそこに熊鹿猪がやってきて、そのままもっと下に降りてきているのだと。


 こういうこともある。能登半島地震のあと、復興は遅々として進まない。元々が過疎高齢化が問題だったところで、これでいよいよこの場を放棄しようという動きも少なくない。復興が遅いのは、第一に政治家の無能は巷間言われている通りではあると思うが、人もいないところにお金をどうかけるべきなのか決めかねている、ということはあるのだろう。そこにお金をつぎ込めばまた人が戻ってくるなどと言う単純な話ではないように思う。


 要するに人口の問題であり、人口政策の失敗であるのだが、迂闊に政治家が「産めよ増やせよ」というと非難ごうごうな時代だ。んで、そこで声高に非難する向きと、被災地復興を最優先に、と声高に叫ぶ向きは、非常に重なっているように思う。先立つもののない不幸はしかし、国家プロジェクト的経済政策や国防を削って、などと言っているが、国家統治の形、国際社会の形が現在の延長線上にある以上、どこまでそんな可能と思っているのかはわからない。


 人口、数が減ったから、それに見合った形で勢力圏は、単純に削られる。動物さんたちが我々の所にやってくる、なんていうのは、まだ序の口のような気がする。もっと深刻な不都合がいろいろ現れているように思えてならない。


2024年8月10日土曜日

NT0076 これから文明は加速度的に衰えていく! んじゃないかなぁ、と、思っている

  なんか、この1,2年か、オレ、「あとこの文明も2、3世代で破滅的に衰退する気がする」なんて言う事を、SNSのコメントなんかではばかりもなく書くようになってしまった。


 滅亡論なんて、別に珍しいものではないが、そんなことをいう奴、書く奴って、なんか残念な奴というか、可哀そうな奴というか、頭おかしい奴というか、そんな感じに捉えられたりする。まぁ、実際残念な奴なんだが。


 または、「大人としてそういう物言いは無責任だ」と10年ぐらい前誰かが書いてたのを見たことがある。まぁ、皆一所懸命やってるのに、えらそうに自分だけ高い所に立ってなんか言ってるのって、むかつくよね。



 でも、ならば訊くが、今のこの文明、未来永劫続くとお思いか? いまは多少停滞しているが、その先に輝かしい未来が来るとお思いか? まぁ、根拠もなく信じる振りはできるわな。



 実際のところ、オレにしたって、2,3世代かどうかは感覚的に言っているのだが、思いのほか急激に文明は衰えていくのではないか、という予感は日に日に強くなる。


 確かに、この我が身自体の衰え、恐ろしい早さでポンコツになっていくことが、思考に影響を与えていることは否定しない。また、オレは自分の遺伝子を後世に残すことはどうやら遂にかなわぬまま仕舞っていくことになりそうだ。そう言うところで何処か他人事のように考えている節もある。



 まずは、何故そう感じるように至ったのか、振り返ってみようと思う。これを読んでくださる奇特な方で、もしあなたが親切な方ならば、どうか反駁をかましてほしい。一種思考実験ごっこを繰り広げていきたいと思う。



 何に対してどう思い、であるからの終末論。・・・う~ん終末論っていうとノストラダムスとかなんかそんな感じ? なんかちがうんだよなぁ、イメージするの。それこそ、今のオレ、順番に何処かがポンコツになって、やがてにっちもさっちもいかなくなって、というのをイメージしている。ただし、最初は緩やかだがあるところから加速しては行くような気はする。



 で、その「何に対して」の何だ。それこそそのネタはそこら中に転がっている。しかもそれらは個別に見えて何処かで絡まっている。言ってみれば、色んな事象が絡まってできた毛玉が坂道を転がり落ちようとしている感じ。


 何から行くかな? 象徴的に人間の生活圏が徐々に狭められている話から行くか。