2015年9月27日日曜日

5850 川島なお美_8


川島なお美_8 (5850/8036)

川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 5

 エロティックを一度でも売りにするのはリスクが高いと認識されているのだろう、かの世界では。それは想像に難くない。実際に最初のヌード写真集以降、ドラマ、映画など、そういう役回りが回ってくるようになって、それ以外の物の印象がひどく薄い。
 大人だから、大人だったら、それらが不本意なものであると知られてはならぬ。そうでないものに、自らしていかなくてはならぬ。そういう苦労、葛藤はきっとあったのだろうが、それを察することができるほど、オレは彼女の仕事に触れていない。したがって、ひょっとしたら、こういう文章を書くこと自体不適格なのかもしれないし、読む方には不快なこともあるかもしれないが、どうかこれもご容赦のほどを。あくまで、彼女自身がどうであったかではなく、テレビやスクリーンのこちら側としてどう感じていたかの話で、それが、彼女の死に際してどうなっているかという話であるから。

 そのあとの彼女といえば、「私の血はワインでなんたらかんたら」のあたり、あ~、やっちまった、というか、なんともすっとこどっこいな、残念な女の人になっちまった、という感じがしたが、それ以上のことは思わず。

 テレビで露出が少なくなった芸能人、特に俳優、女優がどうしているかなんて知ったのは、この数年のことで、まぁ、彼ら、彼女たちは舞台をこなしているらしいのだが、まぁ、そういうことにはそれほど興味もなく、そもそも、芸能人にそれほど入れあげることもないので、そうか、テレビで観なくても仕事はあるのだな、よかったよかった、程度の認識であるのだが。

 亡くなる直前の記者会見。その少し前の今井雅之氏がそうであったように、おそらく多くの人が彼女ももう長くないのだろうと理解したのだと思う。彼女の会見の後、亡くなる前にある雑誌は往年の彼女のグラビア特集をしていたようだ。口には出さなくても、彼女はもう、と。

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