川島なお美_10 (5854/8036)
川島なお美さんの訃報で思ったことをだらだらと 7
本人もそう思っていただろうし、熱心なファンじゃなくても彼女ほど可愛ければ、もうちょっと違った有りようがあったのではないかと思わないでもない。
仕事の一つ一つや結婚生活に不満があったとは思いたくはないし、もしいまだ存命で本音を聞き出せたとしても、そのように言わないだろうそんな事を思ってはいなかっただろうけれど、どこかでボタンをかけ違ってそのまま今まで来てしまったような感覚がずっとあったのではないか、そういう痛々しさを感じる。
これらは、実は川島なお美氏には全く関係がなく、モニターのこちら側の勝手な妄想の類なのだが、何はともあれ、そういう感じで彼女の訃報に接したこちら側の話である。
悲しい、寂しい、肉親、親しい知人が死んだときの感覚とは、微妙だが明らかに違う感覚ではあるのだが、立ち止まり考え込んでしまうのだ。
同世代の男性ならば、たとえ熱烈なファンじゃなかったとしても、それなりに若い時お世話になったことがあったはずだ。若い男子は節操がないから。有体にいえばオカズにしたことがあったはずだ。
同世代の男性ならば、たとえ熱烈なファンじゃなかったとしても、それなりに若い時お世話になったことがあったはずだ。若い男子は節操がないから。有体にいえばオカズにしたことがあったはずだ。
彼女は聖女ではなかった。少なくともオレのイメージでは。真摯というのとは違うのだろうけれど、しかし、それでも自分を奮い立たせようという一所懸命さとか、しかし時にはそれが身に入らない散漫さとかチグハグさとか、を感じており、つまりは、ところどころ途切れ途切れになっている彼女に関することを思い起こすことが、その同じ時代、他ならぬ自分自身のたどった道を思い起こす行為になっているのかもしれない。そのようにも思う。
彼女が衰えていたのだとしたら、モニターのこちら側の自分も同様に衰えているのである。
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