2022年5月22日日曜日

7497 Skyline Turbo-C_4 & 劣化

7497 Skyline Turbo-C_4


 出張から帰り、心臓周りの薬もきれてきたことだし、かかりつけの医者に行った。日曜の午前も開いてくれているお医者さんで、助かっている。オレより若いが熱心で名医だと思う。しかし、彼も同様人間なのだから、休養、ちゃんととっているのだろうか? 少し心配。まぁ、オレなんぞに心配されてもどうしようもないが。

 処方箋を出してもらっているときに聞いた話。厚労省、または市の衛生課からの通達か、例の当地のジェネリック薬品大手が問題起こし、経営破綻までいっちゃって、だもんだから、全国的に薬がひっ迫している、という話は聞いていたが、要するに、なくしたりするような患者による薬の無駄をなくすためにまとめて薬を出すことは控えるように、ということと、しかし、医療費の増大を抑えるために診察は最小限に、と、おまけに、しかし、必要な診察はしっかり受けてもらうように。
 ちょっと何を言ってるかわからない。っていうか、本音は医者に患者がかかる数を抑えたいが、例のお役所言語、偉ぶりたいが言質は取らせないアレで、お医者さんも正直困惑しているとおっしゃっていたが、

 まぁ、何かとてつもない大きな災害とか戦争とか起きて、人もいっぱい死んで今ある風景もごそっと失われるようなことがない限り、もう、何十年も変わらないお役所の体質はこれからも変わらないのだろう。

 それにしても、当地の、っていうかはっきり書こう、日医工の不祥事から始まる医薬品の流通の滞り、愛知の方では、農業・工業用水の取水堰からの漏水での水不足、まだある。コロナ禍、ウクライナ動乱で顕在化したあらゆる産業でのサプライチェーンの脆さ。部品が足りないから、と、いやいや工場閉めまくってしまってもあるだろうに、自動車では注文から納車まで数年かかるものもあるそうな。

 これが本来の姿で、今まで便利にならされすぎていた、という考え方もできる。今ある不便は甘受しなければいけない、という考え方にも一理はあるが、しかし、それらに業務としてかかわっている人間がそれでいいのか?と。

 先輩たちは、勿論個人的な経済的要請に従ってはいたけれど、それによって社会貢献、その為に時には多少の無理をしたってやり遂げて、現在、いや、ちょっと前まで我々が享受していた便利さがあったわけだけど、今や、感覚が、リアルでオレが親の貯金食いつぶしているような如きもので、少しづつ、過去の遺産を失っていきつつある感覚がある。

 いやいや、それを評論家目線で劣化などといっても、それでも我々なりに結構必死目にやっているはずで、そういう物言いが支持されない、反感を持たれるというのももっともなんだが、しかし、認めなくてはいけない。この社会は下り坂である、と。また上向きになる目途などちょっとやそっとでは立ちそうにないのだということを。多分我々は過去の遺産を食いつぶすことでかろうじて現在食いつないでいるのだろういう事を。

 そこで話を終わらせてしまえば、あまりにアレなんで、もうちょっと考えてみよう。

 電子情報では腹は膨れないものだぞ。電子情報だけあっても健康は維持できないものだぞ。電子情報だけでは何かあった時の身の安全は確保できないものだぞ。にもかかわらず、今お金が回っているのはどのあたりだ? 必要な電子情報も勿論多くある。が、ゴミみたいな情報やその辺での気晴らしにならない気晴らしは切ってしまってリアルにお金を回すことを考えた方がよいかもな。
 
 ・・・結局金の話なるな。そうじゃない気がするんだが。まぁ、此処で答えを出すこともできるはずがないので、じっくり考えていくことにしよう。

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