7462 Emma Watson_20
資本主義的というか、経済的合理性というか、その中で目指される利潤とか何とか、その為に旧時代的な専制であるとかそういったものは消滅してしまうかと思われていた。特に1990年代等。しかしそうではなかった。
すぐ隣に曲がりなりにも資本主義国家である大韓民国があるにもかかわらず、そちらへ移行できない朝鮮民主主義人民共和国。まぁ、この国名を見ただけで、民主主義なんて言うものが胡散臭いまでに力がないことであることがよくわかるのだが。そこのキム一族。
巨大なマーケットを持ち、それを外から隔絶しても何とかやれるとおもっているのだろうか? ここに来て共産主義に強烈な回帰を見せる習近平。
すぐ隣に曲がりなりにも資本主義国家である大韓民国があるにもかかわらず、そちらへ移行できない朝鮮民主主義人民共和国。まぁ、この国名を見ただけで、民主主義なんて言うものが胡散臭いまでに力がないことであることがよくわかるのだが。そこのキム一族。
巨大なマーケットを持ち、それを外から隔絶しても何とかやれるとおもっているのだろうか? ここに来て共産主義に強烈な回帰を見せる習近平。
そして、国内での政敵を暗殺でシレッと排除し、強権を国外に広げることに躊躇のないウラジミール・プーチン。
確かに、資本主義という奴、カール・マルクスが共産主義なんて言うものを発表したころに状況が似てきた。カール・マルクスは、子女が炭鉱などで奴隷のように働かされているのを見て、キャピタリズムというものの矛盾を感じ、「資本論」を書きあげたわけであるが、広がるべき未開の領域があってこその資本主義であるが、それがなく、いかに他人の財布に手を突っ込んで金をかすめ取ってくるか、他人を、特に弱者をむさぼることでしか利潤を上げられない、そうでもして利益を上げ続けなければ成り立たない資本主義も、そろそろ終わりは見えているのだが、キム一族、習近平をはじめとする中国共産党員、ウラジミール・プーチンのモチベーションは、そういうものに対抗していくもの、とも、思えない。別に、カール・マルクスの理想を目指しているとは、ちっとも思えない。
アメリカ、という存在はある。それとその周辺に抗していかなくては、というのがあるのだろうが、そこに加わって、その価値観でそこそこうまくやっていくという選択肢を取らない、というのは、それぞれの国の風土に合うとは思われないという判断もあるのかもしれないが、何より、キム一族、中国共産党、ロシア上層部、幼い時から受けてきた教育、培われた世界観のなかでのアイデンティティを実現するにはそうならざっるを得ない、というか、それを実行するのに、むしろ、今のそれぞれの国の状況というのはやりやすい、と言えるのかもしれない。
つまりは、・・・どういえばよいか? 立身出世の枠組みとしての世界観、その中でどう立ち回るか、というところでの一種、男根主義とでも言おうか? それだけでは全てが言い表せられているとは思えないな。
令和ニッポンにおいては、中高年、オレがいつの間にその括りに入っていて愕然とするんだけど、「昭和」などといわれ、それが少々揶揄する意味合いで使われることが多いのが、いささか心外なのだけど、デリカシーを欠いた、モラハラ的なものという意味でつかわれることが多いことばである。「男はこうあらねばならない」というところで育てられ、それぞれに軌道修正をせねばならぬところをうまくいかなかった者が浴びせられる言葉なのだが、それは一種男根主義ともいえる。
中露それぞれの(旧)共産党員、外の状況を知らされない閉じた世界の中で出世していく、同輩を蹴落とし陥れることもあっただろう、そうやっていくことが神から与えられたミッションであると(そもそも神なんて彼らにはいないのだけれど、そのような概念が何となくあって)信じ込まされた挙句、至った頂点である。女性もいるだろうが、ここはもう、敢えて男根主義と書く。適当な語彙が浮かばない。
とすれば、日本国内において、昭和オヤジが順次、やらかした奴は即時、排除されているわけだが、この局面においては、ウラジミール・プーチンも同様、これ以上ないやらかしをしてしまっているわけだから、排除されなければならない。
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