北野晶夫 retake
単車のすり抜けと言うものついては、オレは肯定的だ。今はお休みしているが、自分だってすることだし、寧ろ、単車でチンタラ、他の車と一緒に走って、あまつさえ、安全運転のつもりか、わずかに遅いぐらいのスピードでいるのを見ると、単車乗るなよ。乗ってる甲斐ねぇじゃん、とか、会社の安全運転責任者であるにも拘らず、そう思ってしまうのだ。
今日の帰り道のことだ。中央車線から外側の車線を走るビッグスクーターを追い抜いた。別に幅寄せとかはしていない。まぁ、よくあることだ。と、古沢のトンネル抜けたあたりで、バビュンと、そのビッグスクーターが追い抜き返していった。あ゛~、なんかウゼ~とか考えながら、まぁ、オレも、おっとりと走るほうではないので、自然、そのビグスクに追いすがる形になってしまう。
と、そのビグスク、車線バシバシ替えて走る走る。見れば、シャツ、ネクタイに足元はオトーサンのよくある、油足を連想するようなナイロンの黒い靴下と安売りの合皮の靴。ちょっとやせ気味だけど。そのアクションがさ、なんか、懐かしいんだよ。昨日今日、未経験者がビグスク乗り始めたオトーサンの走りじゃないわけさ。
信号待ちからの発進なんかでも、ちょっと足をのばして、おもむろにすてっぷにのせるあたりなんかもう・・・。
どっかの峠で、NSRとかTZRとかでコゾーやってたクチかしら? と、少々嬉しくなった。ヘルメットに変な角生やしてさ。別にガンマでもVFRでも構わないけど。
暫く追走は続く。「それなり」のスピードで。
五歩一の交差点で、そのビグスクは青井谷のほうに曲がっていった。油足靴下、安物の合皮靴に、「明日も頑張ろうぜ」と、なんか、心の中で挨拶しちゃったよ。
上げた画像とは、微妙に関係するかどうかは分からんがな。
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