2022年3月21日月曜日

7405 東御20321 & 2022年3月あたりの近況なんぞ

 

7405 東御20321


 あまりそういうことを声高に言うと、会社的に不味いのかもしれないが、50代も半ばで初めての経験でどこか面白がっているところがあるし、一応は再三会社の勤怠アプリからは警告が来ているのだから、会社は悪くない、と言っておこう。25連勤というのは生まれて初めての経験なんだが、睡眠時間を削っているというわけではないので、案外しんどくはない。まだ、少なくとも2、3か月はこんな感じなんだが、とりあえず、明日、明後日は休む。
 まぁ、今の会社に入るまで、結構サボってるような生き方してたので、それもありかな、と思わないでもないが、同世代は、そろそろ仕事的にはリタイヤも視野にソフトランディングの姿勢を取り始めているというのに、少々こんな告白も気恥しいし、関わっている方々には至らぬ私が申し訳ないことが多々あるのだが、実はそれほど気にしているわけでもなく

 そ ん な も ん だ と、諦 め て く だ さ い

だったりする。まぁ、至らぬなりに精一杯やってるので許してね、と。

 それはそうと、ずっと出張出ずっぱりということではないのだが、コロナのこんな時期なのに、というのもあるのだが、仕事柄、人のいないところめがけて、というような感じなので、あまり気にしていない。で、今日まで5日、武蔵野、最終日の今日は付随した形で信州に用があったのだが、とても慣れたものとは言えない4tダンプのステアリングを握りながら、ボーっと思ってたことを書き連ねてみようかと思う。


 沖積平野に広がる田園風景というのがデフォルトであるという感覚があったから、特にこちらの感覚で、水田が広がっているはずのところに畑が広がっている武蔵野というのは、なかなか不思議な感じ、というのも大げさだな、なんというのだろう、やはり不思議としか言いようがないか。都市化が進んでいる現代ではあるけれど、そうではなかったとき、いや、それは水田が広がるところでもそうか、狐狸が結構いたりして、って、あ~、そういえば、車に猪が突っ込んできたんだよ!って。案外、昔に戻っていくのかもな、って、そういうことじゃなくて。
 仕事場は、今の形になる前は畑ですらなく、少し小高い雑木林と脇を流れる水路だったんだそうな。

 武蔵野の町のでき方、道の付き方というのは、地形を模した培養基にプロットした粘菌が作る道筋、集約点の形に酷似してた、なんて読んだことがある。こちらでは、川とか谷筋とか、町のでき方に地形というのはかなりダイレクトに影響しているように思えるが、武蔵野に関してはあんまりそんなこと関係ないみたい。まぁ、良くは知らんのだが。

 無理やり通した道、ということでは、信州もなかなかのものだった。佐久から東御、上田にかけて、恐らく、地形的には若い地形なんだろうな、樹木とか建物とか取っ払ったらグランドキャニオンみたいな地形なんじゃないかしら? 侵食とかまだまだ途上で。なんで、こんなところに道通すよ? と、新幹線や高速道路からではわからなかった、下道走って、そんなことを思う道が結構あった。
 その脇、無造作に補強もされず、例えば上の方の樹木の根とかがよく見えてしまってる法面とかが結構あったのは、武蔵野も信州も同じ。これは行政の問題なんだろうか? それとも、思いのほか安定している? 信州なんか、2年前の台風の時も、千曲川が氾濫しても、そういう法面が崩れたみたいな話は、うっかりしていて聞かなかったなぁ。

 近代の遺構がこっちよりいっぱい残してあったな。とか、道で言えば、地元の方が絶対良い、とか、由無きことを由無き具合に考えながら、慣れないレンタカーの4tダンプのステアリングを握っていたわけでございます。

2022年3月15日火曜日

7404 VT250F_2 & 「君は天然色」

7404 VT250F_2

 「過ぎ去った時間、癪だけど今よりまぶしい ♪」

なんて、負け惜しみいたしません。そんな元気すらないオジサンでございます。昔はリア充的な意味で幸せだった、なんてことはちっともないけれど、それでも何となく浮かれていられた。「あしたはきっと何かあるなんて、甘えたことをぬかしてるジョー」(電気グルーヴ)であります。「他力本願、ハルクホーガン、オレの●ーガン、君のコー●●」であります。

 電気グルーヴじゃなくて、大瀧詠一でしたね。

 この「君は天然色」である。ジャケットのカラフルさとメロディラインのポップさ加減に騙されるが、「A Long Vavation」、なかなか毒の効いた歌詞の曲がそろっている。「君は天然色」も、歌われているのは幸せな恋ではない。
 で、ジャケットの永井博氏のリトグラフかシルクスクリーンか。いや、一枚モノの描きおろしかもしれない。ある明度以下の影は黒のベタ塗りである。その上に、一枚モノの描きおろしというなら、ホルベインのガッシュでいえばアイボリーブラックというよりはジェットブラックの上に原色、チューブから絞ってきてそれほど水で薄めていない色を乗せてあるような、そんな描写。
 若い時は、そういう割り切りが好きだった。でも、この年になると、陰影の中にも書くべきことがいっぱいあるんじゃないか、抽象的な意味だけではなく、直接的そのものずばりの絵であっても、そう思うようになってきた。っていうか、正直、黒ベタ塗りの面を見ているが辛いのだ。

 1981年3月21日、「A LONG VACATION」リリース、1982年5月25日 VT250F発売、ということらしい。この両者、つながりは全くない。この時代からみた、あの時代は・・・という括り以外。
 ただ、何かに酷く焦がれていた、若いころの感情、もう結構忘れてしまっているけれど、どんなんだったかな、と、ちょっとだけ必死に思い出そうとしたら、何となく重なって思えた。

 どうなんだろうな、昔話なんて、結構不健全って言われてしまうことが多いんだけど、実際今のものには逸らない、心が何となく動かないこともあって、それを詳述してしまうと尚更不健全って言われてしまいそうで、でも、あの時のあの感覚というのはすごく大事なものだったようにも思ったりして。

 VT借り出して、小豆島行ったことがある。明石のあたりの国道、アスファルトの照り返しが熱く、大型車の排気ガスがひどかったな。でも、思い出すのはろくな結末を迎えなかった甘い恋ではなく、そういうじりじりした感覚ばかりで、それがひどく懐かしいのだ、不思議なことに。

 

2022年3月1日火曜日

7387 Captain Ukraine

 

7387 Captain Ukraine

Volodymyr Zelenskyy


 このブログにおいては、政治家の絵など描く予定は全くなかった。
 一連の動乱で、しかし、まぁ、ロシア大統領からは暗殺指令を受けているらしいが、そんな危険に身を晒してまで、ウクライナ国民を引っ張る様は、コメディアンという出自を持つ彼の演出力というか、死を賭してまで突っ走ろうという疾走感は、何かを感じないわけにはいかない。
 とはいえ、基本ウクライナ人はソビエト以来のロシアの支配に対して相当恨みを持っていたとはいえ、一連の動乱が起きる前、彼は一般のウクライナ人が望まないくらい過激にロシアを挑発していたのかもしれないし、そういう意味では、直接の加害者はロシアであるとはいえ、彼は自国民を危険にさらすことに加担した、と言えなくないかもしれない。
 また、得てして、このタイプ、国が安定すると、ころっと変節する可能性が結構あるようにも思われる。

 が、なんであれ、ここでロシアがウクライナ侵攻を成功させてしまえば、この世界に悪しき前例になってしまう。欧米は口ではいろいろロシアを非難しながらも、気乗りしないというか、及び腰で、まだ加盟していなかったとはいえ何のためのNATOなのやら?だし、オレ自身、無名ではあるけれど、スペイン内乱の時のアーネスト・ヘミングウェイみたいに義勇兵として参加するなんてできるはずもない。

 コメディアン時代には、チ●ポでピアノを弾くなんて言うお下劣な芸もやっていたようだが、なんというかな、面白そう、なんて言ってしまうわけにはいかないが、政治家ではありえないような疾走感を感じる。

 どうかロシアに、というかプーチンに勝利しますように。 






7386 BNR32_9 retake

 

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