8785 166MM
今まで描いた物の中から、と思っていたが、166MMの絵が欲しかったので、結局新作だ。
富の集中、偏在、格差の問題と、「過剰」を志向することをつなげて文章をまとめようと思っていたのだが、経済的合理性は低く、スピードを過剰に求めた、クルマやバイクの絵、ということで、それならばフェラーリだろうと。んで、最新のF80もそのつもりで描いてはいたのだが、この一つ前がホンダの最新ハイパーバイクだったから、古の、しかし一般人には理解しがたい志にあふれた、ということで、フェラーリ―のごくごく初期のモデル。レーシングカーを、ミラーとかだけをつけて公道も走れるようにしちゃった。そもそも、公道レース用、というクルマ、だったはずだ。
それで、さ、文章の続き。使えきれない程お金をもうけてどうすんの? という話を、chatGPTと進めてみた。
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Me:
そのような富など、一生どころか、孫くらいまでも使いきれないと思うのだが、なぜ、そのような富を分配するとか考えないのだろう。思考とか論理とか知りたい。
ChatGPT:
とても本質的で大切な問いですね。
「なぜ超富裕層は、自分が一生かかっても使い切れないような富を手放そうとしないのか?」という問題は、経済的な欲望以上に、人間の心理、社会的地位、そして世界のシステムそのものに根ざしたものです。いくつかの観点から説明します。
1. 「限界効用」ではなく、「相対的地位」がモチベーションになる
普通は、富の「限界効用」(お金が増えるほど嬉しさが減っていく)によって、ある程度で満足するのが自然です。
しかし、超富裕層の多くは「他人より上かどうか」が価値の指標になっていて、**富そのものが「ゲームのスコア」**のような感覚になっています。
→ つまり「誰よりも多く持っていたい」「ランキングを下げたくない」。
2. 資本主義の仕組みに最適化された思考
資本主義社会では、資本(株・不動産・事業など)を持つ人は持たざる者よりも指数関数的に富が増える設計です。
つまり、「持っている者がさらに持つ」ことが自然な帰結となるため、富を再分配するのは“非効率”と見なされがち。
3. 「トリクルダウン理論」への信仰
一部の富裕層や経済学者は、「富裕層が豊かになることで投資や雇用が増え、貧困層にも恩恵が波及する」と信じています(いわゆるトリクルダウン)。
実際にはその効果は証明されておらず、近年は否定的な見解が主流ですが、それでも**“自分の富は社会のためになっている”という正当化**がされています。
4. 不安と自己正当化
「いつか崩れるかもしれない」「失うかもしれない」という恐怖から、“もっと備えておくべき”という心理も働きます。
また、「自分は努力して勝ち取った」「社会に貢献した」という自負が、再分配に対する反感につながることもあります。
5. 富が「支配手段」になるとき
富は単なる個人の贅沢の手段ではなく、「政治的影響力」や「文化的支配力」にも直結します。
**慈善や再分配は“力を手放す行為”**とみなされ、むしろ抵抗を生むことも。
6. それでも寄付や再分配を考える人もいる
ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットのように、自らの資産の多くを寄付に回す「ギビング・プレッジ」を推進している人もいます。
ただしそれも「国家による強制」ではなく、“自分のコントロール下で行う”再分配という特徴があります。
必要以上の富を保ちたがる心理は、自己防衛・競争・誇示・不信・権力など、いろんな人間の側面が絡んでいます。
興味があれば、さらに哲学的なアプローチ(例えばロールズやノージックの議論)から掘っていくこともできますよ。どうでしょう?
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因みに同じ質問をGoogleのGeminiにもしてみた。
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超富裕層がなぜ富の分配を考えないのか、という問いには、いくつかの複雑な要因が絡み合っています。彼らの思考や論理を理解するためには、経済学、心理学、哲学など、多角的な視点から考察する必要があります。
経済学的な視点:
私有財産権の尊重: 資本主義経済の根幹には、個人が合法的に築き上げた富は個人の所有物であり、自由に管理・処分できるという考え方があります。これは法制度によっても保護されており、富の再分配は個人の財産権への侵害と捉えられる可能性があります。
インセンティブの低下: 富の再分配が頻繁に行われると、富を築くためのインセンティブが低下する可能性があります。努力やリスクを取って事業を成功させても、その果実が再分配されるのであれば、積極的に富を増やそうという意欲が削がれるかもしれません。
経済効率性の懸念: 強制的な富の再分配は、市場のメカニズムを歪め、資源の効率的な配分を妨げる可能性があると考える経済学者もいます。富裕層が投資や消費を行うことで経済が活性化するという考え方もあります。
トリクルダウン理論: かつては、富裕層が豊かになれば、その富が徐々に社会全体に滴り落ちていき(トリクルダウン)、貧困層も恩恵を受けるという考え方がありました。この理論の有効性については議論がありますが、富裕層の中にはこの考えを信じている人もいるかもしれません。
心理学的な視点:
自己正当化: 自身の富は努力や才能によって得られたものであり、当然の権利だと考える傾向があります。成功者は自分の能力を過大評価し、運や社会的な要因を軽視する傾向があるという研究もあります。
エンパシーの欠如: 長年富裕な環境で育つと、貧困層の苦しみや困難を想像することが難しくなり、共感力が低下する可能性があります。富裕層は、他者のニーズよりも自身のニーズを優先する傾向があるという研究も存在します。
現状維持バイアス: 人は現状を維持しようとする心理的な傾向があります。現在の富の偏在した状態を当然のものと捉え、変化を避けようとするかもしれません。
選民意識: 富を持つことは特別な地位や能力の証であると考え、自分たちは社会の成功者であり、他の人々とは異なるという意識を持つことがあります。
哲学的な視点:
功利主義: 社会全体の幸福の最大化を重視する考え方では、富の再分配が社会全体の幸福を高めるのであれば正当化される可能性があります。しかし、その方法や程度については議論の余地があります。
自由至上主義: 個人の自由と権利を最重要視する考え方では、強制的な富の再分配は個人の財産権を侵害する不正義と捉えられます。
正義論: ロールズの「正義論」のように、格差原理に基づいて、最も不利な立場の人々の利益を最大化するような富の再分配は正当化されるという考え方もあります。しかし、具体的な再分配の方法については様々な意見があります。
思考と論理:
超富裕層が富の分配を考えない背景には、上記のような経済的、心理的、哲学的な要因が複雑に絡み合っていると考えられます。彼らは、自身の富の獲得プロセスを正当化し、私有財産権を強く信じ、再分配による経済への悪影響を懸念している可能性があります。また、心理的な要因から、他者の困難への共感や社会全体の公平性への意識が希薄になっている可能性も否定できません。
ただし、すべての超富裕層が富の分配に反対しているわけではありません。慈善活動や社会貢献活動に積極的に取り組んでいる富裕層も存在します。彼らは、社会的な責任を自覚し、富の一部を社会に還元することの重要性を認識していると言えるでしょう。
結局のところ、富の分配に対する考え方は、個人の価値観、経験、教育、そして属する社会の文化や制度によって大きく左右されると言えるでしょう。
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読めばわかる、し、多くの個所は同じことを言ってるが、chatGPTの方が好みかな? GEMINIのほうは、まぁ、それはそうなんだろうけど、どう考えたらいいんだろう? というところに広げづらい。
「トリクルダウン効果」なんて初めて聞いた。次回、「トリクルダウン効果」について教えてもらう。
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